2003年7月3日(木)
住宅ローン繰上返済をしても大丈夫なのか
「元気な企業を見てください。元気な企業ほど債務返済を進めています。デフレの今こそ、身軽になって利益率を上げることを考えています。私たち個人も同じです。デフレ時代には、まず借金を返すことです。」
(週刊ダイヤモンド2003.6.28.自分なりマネー術)。
こんな時代背景なのに、リスクも考えず、住宅ローン繰上返済を無条件積極的に勧める人がいます。
bird発行人は「よほどの覚悟がない限り、繰上返済なんかしてはいけない」とアドバイスしています。
企業と個人は明らかに違います。企業はうまくいかなければ潰せばいいのです。個人は潰せません。家族がいます。幼い子がいます。年寄りがいます。
今のようなリストラ必至の時代には住宅ローンの繰上返済などはせず手元資金を厚く積むことを考えなくてはいけません。繰上返済が有利なのは事実です。しかし中高年が無理な繰上返済をして手元資金がなくなった瞬間にリストラとなったなら、多くの場合には、即座に地獄の一丁目の入り口です。
十分な預金があれば余裕ができますし、しばらく生き延びられます。苦しければ住宅ローンの返済をストップしましょう。後で返せばいいですし、最悪なら競売まではタダで住めます。競落されたら競落者から数十万円の引越代をもらえることもあります。
「元気な企業」と「生身の個人」は違います。もちろん自分に自信がある方は、どんどん繰上返済をなさってください。


