2001年12月12日(水)
倒産原因は外部の環境変化に対応不全
2001年10月の倒産は1911件、1984年5月の1966件以来17年振りに1900件突破です。「帝国タイムズ」2001.12.5では帝国データバンク調べとして両年の倒産の特徴比較をしています。1984年5月は景気が緩やかに回復に向かってはいたものの1980年から1983年にかけての長期不況で体力消耗していた中小企業の回復が遅れ、倒産する企業が続出し、「景気回復過程における倒産多発現象」といわれたそうです。
○1984年5月…放漫経営が倒産原因の24.8%など経営内部の原因で倒産する企業が多い。○2001年10月…販売不振業界不振などの不況型倒産が76.0%を占める。
○1984年5月…建設業が30.2%・卸小売業40.1%・サービス業6.1%。○2001年10月…建設業29.4%・卸小売業34.1%・サービス業11.0%で、卸小売業減でサービス業急増。
○1984年5月…任意整理が95.3%。○2001年10月…任意整理は71.8%で法的整理(更正法・再生法・破産等)が28.2%に達する。
○1984年5月…北海道九州など地方が目立つ。○2001年10月…関東近畿など大都市圏が目立つ。
記事は次のように結んでいます。「1984年当時は放漫経営、経営計画の失敗など内部環境の問題で倒産する企業が多かったが、現在では個人消費の低迷や業界全体の不振など、外部の環境変化に対応できず倒産にいたるケースが増えている。」


